履修証明プログラム《週末型MBA単科》
欧米のビジネススクールでは、Executive Education(社会人教育)という枠組みで実施されており、実際にMBAプログラムを指導する教員が実務経験豊富な社会人を対象に、テーマを絞って数日〜1週間の学修を行うプログラム(Certificate Program「以下、CP」)を指します。CPの特徴としては、社会人の学び直しを重視しており、単位付与は行わないかわりにMBAのような入学試験は行なわず、履歴書と簡単なインタビュー程度のオープンな性格を有するものが多いと言えます。
国内では、名古屋商科大学大学院の「MBAエッセンシャルズ」がビジネススクールとして初めて文部科学省より履修証明プログラムの認定を受け、土日のみでマネジメントを体系的に学修可能な環境を提供。140時間に相当する単位(12単位)を取得することによって、履修証明証が授与されます。これはMBAプログラム(学位)の1年間のおよそ半分の学習量に相当し、希望者にはMBAプログラムへの受験資格(試験はインタビュー)が与えられます。
平成19年の学校教育法の改正により、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校(以下「大学等」という。)における「履修証明制度」が創設され、12月26日より施行されました。大学等においては、これまでも科目等履修生制度や公開講座等を活用して、その教育研究成果を社会へ提供する取組が行われてきたところですが、より積極的な社会貢献を促進するため、学生を対象とする学位プログラムの他に、社会人等の学生以外の者を対象とした一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し、その修了者に対して法に基づく履修証明書(Certificate)を交付できることとしました(法第105条等)。http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shoumei/(文部科学省Webサイトより引用)