税理士という仕事のやりがい

2015/10/27 Tue #税理士 #やりがい #仕事

仕事に対する「やりがい」は、それぞれの仕事、それぞれの人によって様々であると思います。どんな仕事にも必ず「やりがい」は存在すると思います。その道のプロとして人のために仕事をする、いや、仕事をさせて頂く、それだけでも「やりがい」はあります。

税理士として働くこと

税理士の仕事は、命の次に大切な財産、確固たる信頼のもとその管理と運用を任せていただくことです。そこには依頼者及び関係者の悲喜こもごもの人生観が関わってきます。幾多の問題や困難な課題に対して依頼者と二人三脚で臨み、共に解決し乗り越えていく。

その苦難と達成感のなかで、依頼者や関係者から「信じています」、「ありがとう」、「感謝してます」といった声をかけて頂く、これに勝る「やりがい」は他の職業ではなかなか得ることができない税理士たればこその矜持であると思います。

また、税という窓をとおして、世の中のあらゆる社会情勢や経済取引を垣間みることができます。各産業ごとの動向や特徴、業界に特有な制度や変遷、すべての分野にわたり俯瞰することが可能です。日々刻々と変化する社会経済環境に対して、遅滞することなく常に知恵と知識を吸収し、スキルアップしていかなければならない環境がそこにある。これが税理士としての醍醐味であり「やりがい」なのです。

でも、本当の「やりがい」は、あなた自身の心の中にこそ存在しているのではないでしょうか？
是非、自らの手でそれを引出してみてください。

Written by

松田和久

青山学院大学法学部公法学科卒業後、名古屋商科大学大学院経営情報学研究科にてMBAを取得。実務では、名古屋国税局直税部所得税課国税調査官、同調査査察部査察課国税査察官、同査察部国税査察官を経験。1993年にマツダ税理士総合事務所を開業。名古屋商科大学ビジネススクールでは、税理士養成プログラムで「相続税」等の講義を担当している。