アブストラクト

株式会社システムフロンティアは、1987年に業務アプリケーション開発会社として設立された。2000年には関連企業であるシステム運用会社と統合し、システムの構築からカットオーバ後の運用保守サービスまで、アプリケーションシステムに合わせたトータルソリューション/サービスを提供している。売上高は伸び続け、安定した成長を見せていた。しかし、情報サービス産業において、ユーザー企業のニーズが多様化し、リーマンショックの影響などという外部環境の変化により売上高も急激に減少している。そういった環境変化の中で、SFは厳しい状況に直面し、将来の成長のために自社の抱えている問題とその解決策を検討する必要がある。本ケースは、現在名誉会長を務めている創業者のA氏の立場で、今後のあり方や経営戦略を検討するものである。

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