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上海ハイロン社

#オムロン #オフショア開発 #システム開発


アブストラクト

上海海隆ソフトウェア株式会社(以下“上海ハイロン”)は1989年オムロン株式会社(以下“オムロン”)よりオフショア開発専門の支社として中国上海市に設立した。しかし、実際は当初計画をはずれ、親会社やグループ企業からのオフショア開発の仕事量はそんなに多くなかったので、1999年半ば上海ハイロンは親会社のオムロンと2社が協議し、上海ハイロンが投資ファンドから資金を受け、上海ハイロンはオムロンから独立になった。独立した後、同社が日本向けオフショア開発の事業を集中し、日本向けオフショア開発の単一事業を営んでいた。しかし、今までのオフショア開発は付加価値が低く、自社のコア技術の形成もできなかった。中国経済の飛躍的な発展による、ライバル企業の急増、人件費の上昇、人民元の切上げにより事業外部環境の変化が起き、同社唯一の事業の今後存続までも影響する。本ケースは上海ハイロンが単一事業のオフショア開発の企業として今後戦略転換について、様々な可能性を探るというケースである。

詳細情報

ケースID 10-1060
登録 2010
業界 ソフトウェア業
分析領域 経営戦略
ページ数 20
言語 Japanese
ティーチングノート あり