アブストラクト
花王株式会社とライオン株式会社は、共に明治の中ごろに設立され、日本における代表的なトイレタリー企業に成長した。創業当時から1980年代までは両社は売上等で互角であり洗剤市場等においてしのぎを削っていたが、その後の10年間で圧倒的な差がつくことになる。1990年の業績を比較すると、花王が売上高5454億円、当期純利益199億円に対して、ライオンの売上高2992億円、当期純利益が21億円である。本ケースでは何がこの差異をもたらしたのか?1960年初頭の高度経済成長の繁栄と自由化の波にもまれながら、両社が採った戦略、リーダーシップのあり方、及びイノベーションとの関係について検討するケースである。
詳細情報
ケースID | 10-1078 |
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登録 | 2010 |
業界 | 油脂加工製品・石けん・合成洗剤・界面活性剤・塗料製造業 |
分析領域 | 経営戦略 |
ページ数 | 30 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |