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ユニ・チャームペットケアとユニ・チャーム 2010

#ペット関連業界 #完全子会社化 #ペットフード


アブストラクト

2002年建材事業の不況と押し込み販売の問題で赤字決算に陥ったユニ・チャームペットケアは、赤字経営脱出のため建材関係の事業を他社に譲渡し、ペット関連事業の専門メーカーとなった。ペットブームに乗り、成長しているペット関連産業においてアウトソーシング製造体制やマーケティング戦略などを通して、業績を急速に拡大した。さらに独自のSAPSマネジメントと呼ばれる経営手法を創出して経営管理仕組みを見直し、赤字経営から脱出した。現在日本国内で唯一のペットフードとペットケア用品を同時展開するペット専門メーカーである。2008年、2009年二年連続で世界最強大手のマースを超え、日本市場シェアNO.1の座をとった。東証2部上場を経て、2005年東証1部上場も果たした。2010年4月30日親会社のユニ・チャームはユニ・チャームペットケアをTOBすると発表した。そして2010年9月1日にユニ・チャームペットケアはユニ・チャームの完全子会社となった。その背景には今後2社の成長戦略があった。

詳細情報

ケースID 10-1084
登録 2010
業界 飼料・有機質肥料製造業
分析領域 経営戦略
ページ数 32
言語 Japanese
ティーチングノート あり