アブストラクト
岡山県津山市の中堅ステンレス部品製造メーカーであるオーエヌ工業が創業45周年の記念事業として創設した作楽グリーンサービスは今まで同社が取り扱ってきたステンレス製品とは全く異なる事業分野である生鮮野菜(ベビーリーフ)の製造販売という農業を主体とした新規事業であった。本ケースは、その事業計画から施設建設完成までを概観し、事業開始から1年を経た2010年5月までを振り返りながら、その中で起きた諸問題の列挙と、同時になぜステンレスメーカーがそのような新規事業を推進するに至ったかを解説する。そして、当初の販売計画が未達成に終わった原因が栽培部門で発生した問題とどのように影響しあったかを解説し、アグリビジネスのサプライチェーンの各所に影響を与える外部要因としての気候変動とこれらを人為的に操作・適合させる環境制御型農業の仕組みをも同時に説明し、今後のアグリビジネスの成長戦略を探るというケースである。
詳細情報
ケースID | 10-1092 |
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登録 | 2010 |
業界 | 耕種農業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 21 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |