アブストラクト
1970年に三菱重工からスピンアウトした三菱自動車は、1990年代半ばには国内シェア第二位にせまる勢いがあった。だが、その後、販売台数は低下し、多額の負債を抱え、シェア下位に低迷している。大事件であったリコール隠し以前から業績低迷の兆候が見受けられ、長期低迷する三菱自動車。遂には三菱重工、三菱東京UFJ銀行、三菱商事の三菱御三家の支援を仰がなければ債務超過に陥るという状況になった。本ケースでは、三菱自動車変遷、世界の経済情勢、自動車市場の変化、同業他社の財務データ、そして社員へのヒアリングから得られた三菱自動車自身が認識している課題を取り上げている。三菱自動車が、なぜこのような状況になったのかを議論する。
詳細情報
ケースID | 11-1056 |
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登録 | 2011 |
業界 | 自動車・同附属品製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 55 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |