アブストラクト
2011年度決算にて、日本ヒューレット・パッカード(以下日本HP)のPSGが対象としているパーソナルコンピュータ(以下PC)販売について、ヒューレット・パッカード(以下HP) PSG全体の市場シェア平均までは達していないものの、営業利益率は2倍の10%を確保している。一方でHP PSGの営業利益率は5%程度と、IPG,EBと比較して半分以下という低い状態が続いている。PCという製品そのものがコモディティ化している状況からすると、営業利益率の改善は見込めないと判断し、部門切り離しを検討すると発表したが、市場を混乱させた末、維持することを決定した。こうした状況の中で日本HPとして日本国内市場でのPC市場シェア拡大と、IPG,EB並みにさらなる営業利益率の改善を臨めるか、または維持可能かを探るというケースである。本ケースでは、HPと日本HP、そして各事業部やサプライチェーンといった関係性を取り上げてられている。主人公は日本HPのPSG統括部門長として、今までのポテンシャルをどのように考え、今後の成長についてどのように計画し、どのような成長戦略を遂行するべきかを検討する。
詳細情報
ケースID | 12-1002 |
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登録 | 2012 |
業界 | 電子計算機・同付属装置製造業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 23 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |