村田製作所 2012
アブストラクト
日本のエレクトロニクスメーカーの多くは、市場の増大による顧客ニーズの多様化、中国・台湾・韓国などの新興国同業の台頭、IT等の新技術を絡めた新たなビジネスモデルの出現、などの環境変化への対応の遅れにより、かつて世界を席巻した競争力・影響力を失ってしまった。その中で、電子部品産業は、現時点においてはそれらを維持しているが、他産業と同様に、“グローバル化”の波に飲み込まれる可能性がないとは言えない。それは、世界トップシェアを誇る電子部品メーカーである村田製作所においても例外ではない。本ケースでは、村田製作所の全社企画部門に所属する主人公が、これまでに電子部品産業で起こったこと、ビジネスアーキテクチャやオープン・イノベーションに関する先行理論、日本の電子部品産業が現在おかれている状況、等々を整理しつつ、日本の電子部品メーカーおよび村田製作所の今後の方向性について、検討する。
詳細情報
ケースID | 12-1003 |
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登録 | 2012 |
業界 | 電子部品製造業 |
分析領域 | 経営戦略 |
ページ数 | 17 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |