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NISSAN 2012

#製品アーキテクチャ #プラットフォームリーダーシップ #メタナショナル経営


アブストラクト

日産自動車は2010年に走行中のCO2排出量ゼロの電気自動車リーフを多額の研究開発投資の末に完成させ、他社に先駆け発売した。本ケースは、水平分葉かするグローバル経済の下で、電気自動車の製品アーキテクチャ、自社の強み、スマートコミュニティの中で電気自動車がどのような位置づけになるのか等の視点から、日産自動車の経営企画室室長である山田が電気自動車の競争戦略を探るケースである。本ケースには、日本の家電製品の凋落の原因を製品アーキテクチャから分析し、内燃機関を搭載しない電気自動車の製品アーキテクチャを、その構造の変化、開発手法の変化、欧州の標準化等の動きから、家電製品と同じようにオープンモジュラーに移行する過程を明らかにしていく。従来の内燃機関を搭載した自動車産業構造がどのように変化し、日本再生戦略で謳われているスマートコミュニティの中で電気自動車がどのような位置づけになるのかという視点で分析する。競争戦略を構築する上で、自動車業界の唯一の成功事例と言われている日産ルノーアライアンスの分析と現時点における日産の電気自動車の状況を整理し、日産の強みを明らかにする。オープンモジュラー化する最終製品は一様に価格競争に陥る中で、成功を収めているIntelプラットフォームリーダーシップを分析し、プラットフォームリーダーシップの成功要因を明らかにし、将来の電気自動車の可能性と日産の強みを活かした電気自動車のプラットフォームリーダーシップについての考察を行うものである。

詳細情報

ケースID 12-1006
登録 2012
業界 自動車・同附属品製造業
分析領域 企業倫理
ページ数 25
言語 Japanese
ティーチングノート あり