アブストラクト

本ケースでは、親会社であるＮＥＣの業績不振やリーマンショックに伴い、非常に不透明なビジネス環境を打破すべく、新規ビジネスの立ち上げを意図した主人公が、業界のすさまじい変遷と変革に揉まれながら，近赤外光による非侵襲血糖値測定センサという技術イノベーションの開発、破壊的ビジネスモデルの創出、ヘルスケアビジネスという未知の事業領域をオープンイノベーションにより創造し、自社の成長戦略の活路を見出していく。自社の社員や経営陣のみならず、高い要素技術力を持った中小企業や、大学の研究者等の外部の協力を得ながら、自社のコアコンピタンスとの整合を取りつつ、市場のポテンシャルを分析、経営戦略を立案し、どのようにイノベーション戦略を遂行すべきかを分析検討し、様々な可能性を探るというケースである。

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