アブストラクト
飯島電子工業は、酸素濃度計を中心とした計測機器メーカーである。研究開発、設計、部品の仕入、組み立て、販売、アフターサービスの全てを行っている。酸素濃度計の市場は隙間産業で、ユーザー企業にも恵まれ、これまで競合他社と激しいシェア争いも経験したことがなかった。近年、食の安全に対する消費者の意識の高まりや、自然環境に対する市民の関心の高まりによって、自社ブランドの売上は毎年、前年度比で約1%の伸びを示している。本ケースは、飯島電子工業の常務取締役が、今後更なる成長をするため、さまざまな可能性を探るというケースである。本ケースは、成熟市場において、ライバル企業から従来の測定原理とは異なる新方式の酸素濃度計が市場に投入される。主人公は、新方式の酸素濃度計の参入や、従来方式の酸素濃度計メーカーとの価格競争に対して、どのような戦略を遂行すべきか検討する。
詳細情報
ケースID | 12-1087 |
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登録 | 2012 |
業界 | 計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具・理化学機械器具製造業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 21 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |