アブストラクト

浜松医科大学は、静岡県唯一の医学部を有する医科大学として教育・研究・社会貢献に努めてきた。2004年の国立大学法人化により、大学独自の判断による組織経営が可能となったがいずれの大学も横並びの状態が続いている。社会情勢や環境の変化により大学の役割も変化しており、文部科学省は2012年に新たに「大学改革実行プラン」を発表し、大学改革（再編・統合・連携)を加速しようとしている。また、“選択と集中”という政府の方針により、旧帝国大学等の大規模大学に大型の研究費や補助金が集中する傾向にある。本ケースでは、地方の医科系単科大学として浜松医科大学は今後どのような方向へ進むべきかを考える。

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