アブストラクト

株式会社リクルートホールディングス（以下、リクルート）は、2013年に創業より54年続く会社で、人生・生活の様々なシーンにおいて、多くのクライアント情報から、カスタマ自身が自分にあっているクライアントのサービス・商品情報を比較・検討して意思決定するためのサービスを提供してきた会社である。本ケースでは、リクルートの創業期から、現在までの様々なサービスを生み出してきたリクルートの中核事業となるクライアントとカスタマのマッチングビジネスのビジネスモデル(リボン図モデル)や、それを生み出してきた組織や社内制度などについて記述している。リクルートの中核事業は、多くのサービスで圧倒的なシェアを獲得しており、グループとしても順調な成長をしている。2012年に株式会社リクルートから、株式会社リクルートホールディングスとなり、本社機能を担う株式会社リクルートホールディングスと、リボン図モデルで売上を上げている中核事業の7事業会社と3機能会社からなる新しいリクルートグループになり、2013年度は株式公開を検討している節目の年となっている。本ケースは創業当時から新規事業を次々と生み出してきたリクルートの起業家精神について検討し、今後の持続的成長をしていく上で必要となる21世紀の社内起業家支援を検討するケースである。

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