ドクタープログラム 2012
アブストラクト
短期利益偏重経営がベンチャー企業における社長のリーダーシップや判断と組織、販売戦略に与える影響を学ぶ。Q1:当社の売上伸長の経緯と2009年からの売上減の原因の考察。A1:設立~2009年は経営戦略が市場とマッチしていたため伸長し、以降は利益重視となり社内の分裂をきたしたため。Q2:当社とキョーリン製薬の関係と業績への関与をまとめる。A2:親会社にみられる短期ROE偏重主義ではなくDP社自身が親会社の期待を過大に受け取り効率主義に陥り自壊していったと考える。結果として会社の理念に反する経営を行い、社内の分裂やイノベーションの停滞を引き起こした。Q3:当社よりベンチャービジネスにおける継続的進化を遂げるための要素を考える。A3: 短期ROE偏重主義では人材面・製品面の偏りがでてしまい、ベンチャーに必要な理念を失いやすく、持続的進化を遂げることが困難である。親会社は過度に感じた効率主義を修正するために子会社に対してのガバナンスの強化に努めるべきであったと考える。
詳細情報
ケースID | 14-1010 |
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登録 | 2014 |
業界 | 化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業 |
分析領域 | リーダーシップ |
ページ数 | 22 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |