トッパン・フォームズ 2013
アブストラクト
同社は、印刷業界第3位の売上規模と安定的な財務体質を誇る会社であるが、昨今のデジタル化により競合他社との競争は激化しており、従来の競合他社との優位性が減少し、競争が同質化している状況である。この様な中、同社は、情報管理ソリューションカンパニーのビジョンのもと、BPO事業やICT(ICカード)事業に経営資源を集中して、競争優位性を構築しようとしている。しかし、顧客との認識ギャップにより、顧客からの見た競合他社との差別化要因は見出せていない状況である。今後如何にして、持続的競争優位性を構築していくかの方向性として、企業ブランド再構築による差別化を実現していくことが必要で有ると考察する。そして、企業ブランド再構築のために、顧客との最前線に立つ営業は、具体的にどのような施策を打ち出すことで、ブランド再構築が可能なのかを検証する。また、印刷業は、成熟産業であり、各社の戦略も非常に類似している。今後、メディアのシフト、デジタル化が一層進展する中、どの様な事業展開をしていくことで、競争優位性が構築できるかその要因を検討する
詳細情報
ケースID | 14-1110 |
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登録 | 2014 |
業界 | 印刷業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 23 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |