アブストラクト

参天製薬は1890年創業の眼科領域に特化した専門分野に経営資源を集中し、日本市場において医療用眼科薬売上シェアNo.1の企業である。同社は更に2020年までの長期的な経営ビジョンとして『「世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー」の実現』を掲げ、医療用眼科薬事業において日本・アジアでNo.1、グローバルトップ3になることを目標としている。本ケースは、同社のグローバル展開と成長の一翼を担うアジア事業に焦点を当て、在外現地法人運営のために派遣される日本人出向者に求められる能力、人物像について考察するとともに、アジア事業部が果たすべき役割と機能改革について検討するものである。

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