アブストラクト

ノバルティスファーマ株式会社（NPKK）は、スイス、バーゼルに本拠地を置く医薬品とコンシューマーヘルスのグローバル企業、ノバルティス（NVS）の日本現地法人の医薬品事業部門を担っている。製薬業界では従来のブロックバスター型からスペシャルティ市場の医薬品開発へと転換が図られ、ポートフォリオ強化と組織編制が進められている。患者数が限られる稀少疾患の医薬品（オーファンドラッグ）開発は採算性が乏しく積極的な開発が行われ難い環境にあったが、見直しが図られるべき時代へと移り変わってきた。本ケースではNVSを成長させる背策としてのオーファンドラッグ開発について、NPKKからの提案で主導していくことの可能性を検討する。

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