アブストラクト
(株)日本オプティカルは、コンタクトレンズ専門店「ハートアップ」を中心ブランドとして、コンタクトレンズ(以下 CL)と眼鏡の販売チェーンを展開している。2000年11月には、ジャスダックに株式上場を果たすなど、一時は全国に300店舗以上の販売店を展開していたが、2005年4月の薬事法改正と2006年4月の診療報酬改定の影響を受け、業績は急激に低下し、2008年10月に現トーメーグループに買収されることになった。買収後は、会社の再建を優先課題として取り組み、2012年~2014年に3期黒字を達成し、ようやく立ち直りを見せたところである。しかしながら、会社再建を取り組むあいだに、CL販売を取り巻く環境は大きく変化することになった。本ケースは、2015年3月に新たに代表取締役に就任した横田社長が、今後どのような成長戦略を取るべきなのかについて、さまざまな可能性を探るというケースである。本ケースでは、多様化する販売チャネル、指示書不要のCL販売、消費者志向の変化、競合店の状況などを取り上げている。主人公は、激変した内外の環境の中で、現在の自社のビジネスモデルをどのように考え、新たな成長戦略を立案できるのか?業界の変化への対応が遅れを取るなかで、どのような強みを活かし、マーケティング戦略を遂行すべきなのかを検討する。
詳細情報
ケースID | 15-1131 |
---|---|
登録 | 2015 |
業界 | 写真機・時計・眼鏡小売業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 22 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |