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GSユアサ 2016

#持続的進化経営 #イノベーション #日本型経営


アブストラクト

GSユアサは、鉛電池の製造会社である。2004年に日本電池と湯浅電池が経営統合して設立された会社である。経営統合前の歴史も含めると、100年の歴史がある会社である。日本で最初に鉛電池を開発、製造を始めたことでも知られており、鉛電池の会社として高度成長期、モータリゼーション、バブル期において、鉛電池の開発、製造、販売により国内・海外市場において社会インフラの発展に貢献し事業を拡大してきた。2016年時点で、鉛電池市場では世界二位のシェアを構築した。しかし、GSユアサを取り巻く環境は深刻である。鉛電池は次世代電池と呼ばれるリチウムイオン電池に置き換えが始まり、技術のパラダイムシフトに直面している。鉛事業で成長してきたGSユアサにとって、市場環境は大きく変化し、鉛市場の衰退が見込まれる為、経営危機が迫っている。本ケースは、歴史ある企業が現代環境に適合できず株主価値偏重経営に陥り、長期的視野や「本来あるべき姿」を見失い、短期業績重視になった企業を分析することにより、優良企業が衰退する条件を考察する。

詳細情報

ケースID 16-1021
登録 2016
業界 電池製造業
分析領域 企業倫理
ページ数 24
言語 Japanese
ティーチングノート あり