アブストラクト
日本の地場産業は経営資源が乏しい中小企業が限られた地域で特定の産業に従事して特定の製品を分業形態で生産した。その優位性は分業による専門化で規模の経済性、範囲の生産性を得たことである。その強みも、21世紀になるとグローバル化・消費諸行動の変化に対処できず衰退を開始し、その原因は地場産業の持つ伝統技術・製品の品質・価値を訴求でない発信力不足にあった。ポーターの産業クラスター論を利用して発信力の不足が外部人材とのネットワーク作りが形成されていない点にあるとケースを通して論理的に説明した。また、アンケート調査と統計分析により結論の補強を図った。
詳細情報
ケースID | 16-1027 |
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登録 | 2016 |
業界 | 織物業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |