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武田薬品工業 2016

#選択と集中 #オープンイノベーション #R&D


アブストラクト

本ケースでは日本の研究開発型製薬メーカーである武田薬品工業株式会社(以下、タケダと表記)のR&D戦略について述べられる。タケダは国内最大手製薬メーカーとして、革新的な医薬品の上市によって医療への貢献とともに自社の成長を成し遂げてきた。しかしながら、近年は製品の薬効成分の物質特許の満了による利益率の大幅な減少に直面しており、さらにそれを補うだけの新薬候補を新たに世に送り出すことができていない。ケースの主人公は2015年に新たにタケダR&Dの最高執行責任者(CMSO)に就任したアンドリュー・プランプである。彼に課せられたミッションは、日本の歴史ある企業が直面している内的・外的環境の変化を踏まえた上でこれまでのR&D戦略を大きく転換し、研究生産性を向上させることであり、そのために重点疾患領域のシフトを選択する過程、および新しい重点疾患領域で熟練の位置にないタケダが取り組まなくてはならない課題が描かれる。

詳細情報

ケースID 16-1065
登録 2016
業界 医薬品製造業
分析領域 総合経営
ページ数 24
言語 Japanese
ティーチングノート あり