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アステラス製薬 2016

#イノベーションのジレンマ #組織間コンフリクト #学習する組織


アブストラクト

本ケースはアステラス製薬が研究力を強化するための戦略についてイノベーションマネジメント部(AIM)を中心に記載したものである。アステラス製薬は2005年に山之内製薬と藤沢薬品の合併により誕生した製薬企業で、医療用医薬品の新薬ビジネスに特化し、アンメットメディカルニーズの高い疾患に対して革新的な新薬を生み出すことで競争優位性を確立してきた。山之内製薬、藤沢薬品の時代も含め、アステラス製薬は新薬の研究において自前主義を取っていた。そのため、研究者は外部よりも内部を見る傾向が強く、内部のプロジェクトを進めることに重点を置いていた。一方で、製薬企業が自社のみで研究開発を行い、継続的に新薬を生み出すことは困難になってきており、外部資源の積極活用が重要視されるようになっていた。AIMは2013年10月に設置された。AIMのミッションは、前臨床段階の革新的な技術や新薬候補化合物を獲得するためにバイオベンチャー企業や大学・研究所と外部提携を成立させること、外部提携活動を通じてアステラス製薬の本質的な研究力を強化することだった。AIMは2年半の活動で多くの外部提携を成立させることができた。しかし、新たな課題も出てきていた。それらに適切な手を打つことがAIMの発展とアステラス製薬の研究力の強化につながると考えられた。

詳細情報

ケースID 16-1089
登録 2016
業界 医薬品製造業
分析領域 リーダーシップ
ページ数 23
言語 Japanese
ティーチングノート あり