アブストラクト
三菱化学株式会社は、日本第1位の規模の総合化学メーカーである。しかしながら、収益および利益率ともに世界の競合メーカー(BASF、DOW等)に比べて、まだ低く、収益力向上が課題である。団塊の世代のリタイア、過去の業績不振時に採用要員を絞っていたこと等により、現時点で要員不足が生じている。対応策として、新卒採用の増加に加え、中途採用の増加等を積極的に行っているが、即効性には乏しく、OBの雇用延長等で急場をしのいでいる。また、ベテラン社員の大量リタイアや、ベテランと新人の中間社員が少ないことによる、技術伝承の不足が懸念されている。本ケースは、三菱化学株式会社の社員である末廣が新プロジェクトのマネジャーに任命され、人材不足に悩みながら自部署の将来計画を考える姿を描いたものである。
詳細情報
ケースID | 16-1107 |
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登録 | 2016 |
業界 | 有機化学工業製品製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 33 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |