アブストラクト

日本の電気通信事業の中でもインターネット接続サービスやISP事業は、2000年代後半からgoogleやFacebookといったOTTの台頭により土管と化し、コモディティ化した。またOTTの台頭はインターネットトラフィックの爆発的な増加を招き、年率1.5倍近いペースで伸びるトラフィック量は通信事業者の負担となっている。本ケースでは、静岡以西の30府県にインターネット接続サービスを提供するNTT西日本のフレッツ光について、ユーザー数成長の鈍化やトラフィック量の爆発的増加に対して、どのような対策をとるか、また将来の成長に向けインフラ構築の観点からどのような打ち手をとるかを検討する。

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