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日本イーライリリー株式会社 2017

#マーケティング #マネジメント #顧客・従業員満足度と利益


アブストラクト

日本イーライリリー株式会社(以下、「日本イーライリリー」)は米国Eli Lilly and Company(以下「イーライリリー・アンド・カンパニー」)の日本法人として1975年に設立された。日本イーライリリーは米国本社に次ぐ規模を持つ組織で、世界の中でも重要な位置づけにある。日本イーライリリーは領域別の事業体系を取っており、2017年以降は中枢神経変性疾患、疼痛、がん、糖尿病、成長障害、筋骨格系疾患、自己免疫疾患などの領域において、医薬品事業を展開している。日本イーライリリーの業績は堅調であり2016年度までの10年間で売上高は3倍と順調に推移していた。本ケースは日本イーライリリーの領域別の事業体系の中で糖尿病・成長ホルモン領域に焦点を当てた内容となる。糖尿病・成長ホルモン領域は「2018年度に名実ともに糖尿病領域においてリーディングカンパニーになる」ことを目指している。2016年までは堅調に売上を伸ばしてきた。しかしながら、売上増の原動力となってきた新薬の上市は2017年には予定されていない。新薬上市に伴い急速に採用してきたMRも今後はむしろ縮小傾向にある。今ある製剤ポートフォリオと人材で売上の最大化を目指さなければならない。外部環境に目を向けると、高齢化が進み糖尿病患者は増加傾向にある。一方で国民医療費を抑制したい国の思惑もある。様々な外部環境がある中でどの製剤に注力することがリーディングカンパニーに届く道であろうか。また、MRを取り巻く環境も劇的に変化してきている。増加の一途を辿ってきたMR数は減少に転じ、MRの働き方にも変化が必要となってきている。顧客である医師の要望も時代の変化とともに変わっていく中で今後のMRはどのような活動をすれば顧客満足度向上につながり、日本イーライリリーの持続的成長に繋がるのであろうか。

詳細情報

ケースID 17-1118
登録 2017
業界 医薬品製造業
分析領域 マーケティング
ページ数 26
言語 Japanese
ティーチングノート あり