アブストラクト

ビル管理を目的に創業して以来、不動産取引・賃貸、営繕施工、不動産コンサルティング、ビルメンテナンスと、関連事業を展開してきた。昨年、後継者難に苦しんでいた内装インテリアの会社を買収した。そして今年、有名大手企業のビルメンテナンス事業の譲渡案件が舞い込んできた。人々のあらゆる営みの基盤となる不動産事業には、社会変化、経済状況、国家政策、条例や法規制が深く関わっている。立ちはだかる様々な課題には、地域に密着した家族経営の中小企業としての強みだけでなく、それにとらわれない高い視座が必要である。本ケースでは、二代目社長の目線から、複雑に絡み合う不動産関連事業の成長戦略を、各事業特有の財務戦略とともに導きだす。

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