アブストラクト

本ケースは経営資源に限りがある中小零細企業グループにおいて、カリスマ創業社長の強圧的なリーダーシップに着目し、社長の起業家精神と反して任せたいのに任せられない自立できない幹部社員のジレンマを同グループに参画した社長の実兄（主人公）の目線で描く。幹部社員の自立を促すための組織開発のアプローチをダニエル・ゴールマンやビーター・センゲらのフレームと主人公が経験し学んだ組織開発のエッセンスも併せて検討する。また、創業カリスマ社長のリーダーシップスタイルや性格やアイデンティティを考察し、そのスタイルや思想に反しないボスマネジメントを検証する。

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