アブストラクト
菓子メーカーのヨックモックは創業期の苦難を乗り越え、成熟期に入り創業から数えると77年目を迎えていた。一方で、ヨックモックはファミリー企業特有の2つの問題に苛まれていた。1つはイノベーションの欠如と2つは事業承継の問題であった。その状況下、主人公はロングセラー商品に頼り切っていた企業体質を改善する必要があると考えていた。それにはまず、新たな成功体験でもある小さなイノベーションの実現が必要であった。だが、創業家の世代間における考え方の隔たりと硬直化している組織では、実現は困難であった。経営資源が限られた日本のファミリー企業におけるイノベーションの模索と、その過程における事業承継の問題を研究する。
詳細情報
ケースID | 19-1065 |
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登録 | 2019 |
業界 | パン・菓子製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 27 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |