アブストラクト
日本特殊陶業は1936年に設立され、自動車産業(内燃機関)の発展と共に成長を続けてきた。一方で2018年現在でも全社売上の85%を内燃機関に依存し、自動車の電動化によって打撃を受ける企業として雑誌・新聞等で大きく報道されている。そのような環境下で、新規事業として2011年から検討してきた円筒形SOFCセルスタックの量産が現実味を帯びてきた。しかし、量産化によるコストダウンで本製品が市場に受け入れられるか否かは判然としていない。その上で新規の工場・生産ラインのための大規模投資を意思決定するにあたり、どのような苦悩に直面していくのか。日本特殊陶業の社風・過去の成功体験等から、どのように判断が歪んでいくのかを考察する。
詳細情報
ケースID | 19-1105 |
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登録 | 2019 |
業界 | 自動車・同附属品製造業 |
分析領域 | アカウンティング |
ページ数 | 36 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |