アブストラクト
戦後の高度経済成長期以降、日本の農業は衰退の一途をたどっていた。近代化の流れによって農村は過疎化が進み、農家は高齢化や担い手不足の問題を抱えていた。また、農地は耕作放棄や宅地化が進んでいたため、農業を諦める農家が増加していた。 そのような中、愛知県愛西市で農業を営む小規模農家の前野も、時代の流れによって、赤字経営に直面していたが、江戸時代より伝来の農地を守るため農業を継続していた。1976年に長男として生まれた前野敏宏は、父から家業を継ぎ、赤字経営を立て直すため、新たな取り組みを考えていた。小規模農家が、農家として永続できる経営基盤を構築し、日本の農業復活に向けて、どのように取り組むべきかを考察する。
詳細情報
ケースID | 19-1140 |
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登録 | 2019 |
業界 | 耕種農業 |
分析領域 | ベンチャービジネス |
ページ数 | 34 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |