アブストラクト
近江商人とは、中世から近代にかけて活動した近江国・滋賀県出身の商人。大阪商人・伊勢商人と並ぶ日本三大商人の一つであり通常、近江国外に進出した商人の事を言い、活動範囲が近江国内に限定される商人は「地商い」呼ばれ区別されていた。 名立たる有名企業や大企業が近江商人の流れを汲むが、近江国内での「地商い」を続け力を付け、近年に全国展開した例として「たねや」は稀有なケースであると言える。 私自身、滋賀県近江八幡市に生まれ育ち、幼い頃から慣れ親しんだ地元の一和菓子屋だった「たねや」が洋菓子でも拡大をし始め、あれよあれよと言う間に全国展開をしていく様を目の当たりにし、誇らしい気持ちで見ていたが、菓子舗業界は都会から始めないと成功しない固定概念があるなかで、地方の商店が如何にして全国展開を成し得たかと言う事と、後継者問題などで閉店の多い菓子舗での事業承継と持続的成長の巧みさを考察する。
詳細情報
ケースID | 19-1150 |
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登録 | 2019 |
業界 | パン・菓子製造業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 36 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |