アブストラクト
1947年に設立した小野薬品工業株式会社(以下、小野薬品)は、研究開発型国際製薬企業の実現を目指していた。2014年にオプジーボの製造販売承認を取得し、世界で初めて免疫チェックポイント阻害剤の開発に成功した。その後、メルク・アンド・カンパニー(以下、メルク)はキイトルーダの開発に成功し、免疫チェックポイント阻害剤の市場に参入した。2019年時点のキイトルーダの世界売上高はオプジーボを抜いて世界1位と予想されている。小野薬品はなぜオプジーボの開発に成功したのか、メルクはなぜ後続企業でありながら1位を獲得できたのか。日本の中堅製薬企業である小野薬品が、新しいめざす姿を模索しながら、次の一手を検討するケースである。
詳細情報
ケースID | 19-1157 |
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登録 | 2019 |
業界 | 医薬品製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 37 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |