アブストラクト
富士フイルム株式会社は、社会のデジタル化技術革新の外部環境の変化によって、本業であった銀塩写真フイルム事業が、2000年を売上高のピークに、その後10年間でほぼ喪失する経営危機に陥った。同社は「第2の創業」と言われる、保有技術資産を基盤とした15事業にわたる事業多角化により企業変革を遂げ、安定した収益をあげることができる経営体制を築いた。本研究では、富士フイルムの多角化経営戦略、および多角化の成功要因である同社の技術経営、また多角化した経営体制で今後どうやってさらなる成長を実現することができるか、企業の持続的成長の観点から考察する。
詳細情報
ケースID | 20-1040 |
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登録 | 2020 |
業界 | その他の化学工業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 23 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |