アブストラクト
超高齢社会となった日本ではヘルスケア産業の需要が高まっているが、その産業の主要なプレイヤーである病院の大部分が赤字経営となっており、特に国公立病院で赤字が体質化している。この原因として、病院が収益性だけでなく公益性を兼ねることが社会的に期待されている点が指摘されるが、果たしてそれが根本的な問題なのだろうか。この研究では、国の代行者たる独立行政法人の地域大病院を対象とし、まず一般論として病院のビジネスモデルを俯瞰した上で、病院が抱える経営学的問題点を明らかにする。その上で、当該病院の強みと弱みを検討した上で、経営を賦活し、地域医療の担い手としての役割をより果たせるような、実行及び持続可能な戦略策定を提言する。
詳細情報
ケースID | 20-1081 |
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登録 | 2020 |
業界 | 病院 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |