アブストラクト
本ケースは、日本の液晶パネルメーカーが、技術開発を通じて模倣困難性を高め競争優位性を構築しようしてきた戦略と、それが失敗した理由を探ることをテーマとしている。日本の液晶パネルメーカー各社は、1980年代から90年代にかけて、液晶パネルの開発投資を進め、応用製品の開発で世界を先導した。しかし、その後、模倣困難性を構築することができず、様々なルートを通じて技術が伝搬し、アジア各国にシェアを奪われた歴史が描かれている。新規技術開発により参入障壁を構築する難しさと共に、技術開発の蓄積による内部資源とビジネス領域の選択との組み合わせにより模倣困難性を構築する戦略について分析・考察しているケースである。
詳細情報
ケースID | 20-1114 |
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登録 | 2020 |
業界 | 機械類 |
分析領域 | オペレーションマネジメント |
ページ数 | 29 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |