アブストラクト
本ケースは、70年間プラスチック射出成形を中心に展開してきた吉川化成のリーダーが、経営危機をどのように乗り越えてきたかを描いた内容である。今回の研究によって、危機時にはSL理論上、教示的リーダーシップ・スタイルが有効であると結論付けられた。このことは、P・ハーシィ(2007)『行動科学の展開[新版]』で主張するように、その理論をより証明する形となった。また、筆者オリジナル評価軸として組織的距離と物理的距離が、危機回避スピードに影響することも述べている。さらなる危機回避スピードアップを行うためには、リーダーの行動に加え日頃からの取り組みで部下の能力や意欲を養うことも重要だということにも触れている。
詳細情報
| ケースID | 20-1157 |
|---|---|
| 登録 | 2020 |
| 業界 | プラスチック射出成形 |
| 分析領域 | 企業倫理 |
| ページ数 | 23 |
| 言語 | Japanese |
| ティーチングノート | あり |