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住友電気工業 2020

#両利きの経営 #M&A戦略 #グローバル経営


アブストラクト

住友電気工業は120年以上の歴史を持つ、国内最大手の非鉄金属メーカーである。2000年以降の同社の事業成長は著しく、この成長の原動力こそワイヤーハーネス事業である。同社は積極的なM&Aにより2000年時点では10%だった世界シェアを、2010年には25%まで成長させ、現在は世界トップシェア27%を有する。しかし、自動車業界が大きな変革を迎える現在、同社もまた、経営の岐路にある。住友電気工業ワイヤーハーネス事業の営業利益率は、2016年をピークに悪化が続く。M&Aの成功事例として語り継がれてきた海外拠点は赤字が常態化。人員、設備投資、研究開発費はメガサプライヤーを目指して膨張を続けている。本稿では、同社の成功要因と経営課題の分析を通じて、グローバル経営の在り方、両利きの経営の解について論じていく。

詳細情報

ケースID 20-1177
登録 2020
業界 非鉄金属
分析領域 企業倫理
ページ数 21
言語 Japanese
ティーチングノート あり