アブストラクト
がんゲノム医療とは、主にがんの組織を用いて、その遺伝子変異を明らかにし、一人一人に合わせて治療を行う医療である。がんゲノム医療では、標準治療がないまたは終了したなどの場合に、合う薬があるかどうかを調べるために「がん遺伝子パネル検査」が行われる。遺伝子変異が見つかり、効果が期待できる薬がある場合には、その薬の使用を検討することになる。2019年6月には遺伝子パネル検査が保険収載され、がんゲノム医療が実地診療に導入された。しかし、遺伝子パネル検査を施行しても10%程度の患者にしか適した治療薬は見つからないなど課題も多い。本ケースでは、がんゲノム医療を進めていく上での問題点・評価方法・方向性を考える。
詳細情報
ケースID | 21-1026 |
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登録 | 2021 |
業界 | ヘルスケア |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 32 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |