アブストラクト
日本特殊陶業は、長期間かけて磨き上げ成功を収めた既存事業があり、当面の間は当該既存事業から利益が生み出され続ける見込みがある。一方で、当該既存事業は外部環境の変化によって消えていく可能性が高く、これらのことを多くの従業員が認識している状態である。そこで、トップダウンで様々な仕組みを取り入れて変革を推進しているものの、従業員に響かずに実効性を伴なっていない。この理由と対策の考察をとおして、成功体験を経験した企業が、目の前の危機ではなく、ゆっくりと徐々に迫ってくる危機に対して、将来を見越して変革を実行することの難しさについて検討する。
詳細情報
| ケースID | 21-1116 |
|---|---|
| 登録 | 2021 |
| 業界 | 自動車産業 |
| 分析領域 | 企業倫理 |
| ページ数 | 31 |
| 言語 | Japanese |
| ティーチングノート | あり |