アブストラクト
本研究は、約70年の歴史を持つ公益法人が、旧態依然とした組織文化をいかにして変革を起こすのかを題材としている。1948年に設立された中部産業連盟は、中部地方の戦後復興と産業振興の役割を担ってきた。日本政府主導で設立された経緯から、中部地方の主だった企業が中部産業連盟の賛助会員企業となり、活動を後押ししている。しかし、2009年以降、日本政府の公益法人制度改革によって、中部産業連盟の業績は伸び悩む。そのような状況にあって、経営層および職員は、賛助会員企業によって支えられ続けていたため、環境変化に対応するような組織変革を起こせないでいる。2020年6月、新たな会長を迎えて、旧態依然とした組織に変革を起こし、顧客企業に対しての事業展開を強化していくためにはどうすべきかについて研究した。
詳細情報
ケースID | 21-1143 |
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登録 | 2021 |
業界 | サービス業 |
分析領域 | リーダーシップ |
ページ数 | 26 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |