アブストラクト
本ケースでは産業ガスメーカーの日本酸素ホールディングスの国内事業会社である大陽日酸の代表取締役社長である永田が両利きの経営を目指し、企業変革を試みる姿を題材とする。国内産業ガス市場が成熟、衰退期に向かう中で、永田は知の深化と探索によるイノベーションを志向する。本ケースでは既存の競争環境における心地よいルーティーンが経路依存性の存在を理解したうえで、暗黙知の形式知化による知の集積を試みるリーダーの姿を整理する。そのうえでイノベーションを起こす組織に変わるために、リーダーとしてどうあるべきかを検討し、創発的戦略の運用という観点から分析および検討を行う。
詳細情報
ケースID | 22-1093 |
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登録 | 2022 |
業界 | 石油・化学 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 29 |
ティーチングノート | あり |