アブストラクト
イベントリスクにおけるクライシスが、日本の航空業界の構造変化を加速させた。これまで、ナショナルフラッグキャリアとして君臨してきたJALは、JASとの合併によって肥大化し、リーマンショックを機に経営の悪化が表面化して破綻した。一方、ANAは純民間企業として成長を続け、日本の空の覇権を握った。その後、JALは京セラの稲盛和夫会長によるアメーバ経営の導入で再建し、再上場を果たした。そんな中、コロナウィルスが起こり再び企業の存続が両社とも危ぶまれ、変革を余儀なくされた。羽田空港の発着枠の拡大、インバウンド需要と成長し、オリンピックに備え、投資を続け、拡大戦略を取ったのが、正解だったのか検討する。
詳細情報
ケースID | 22-1114 |
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登録 | 2022 |
業界 | サービス業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 40 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |