アブストラクト
富士通は、これまでコンピュータと通信技術によって、ICT市場での成功を収めてきた。だが、現状ではビジネスは停滞し、その上情報漏洩事件を引き起こす事態に陥っている。なぜこういう事態に陥ってしまったのか。本ケースでは、富士通のコンピュータ市場での成功要因と停滞の原因を探求することで、イノベーションと内部統制を両立する成長戦略をとるための施策を検討する。成功要因をSECIモデルベースの「野生の経営」の考え方を敷衍し、停滞と不祥事の発生原因を「イノベーションのジレンマ」と「サクセストラップ」の理論で説明する。そして、採用すべき戦略として「フロネティック・リーダー」と「スクラム」による実践を提唱するものである。
詳細情報
| ケースID | 23-1096 |
|---|---|
| 登録 | 2023 |
| 業界 | 情報通信業 |
| 分析領域 | 企業倫理 |
| ページ数 | 21 |
| 言語 | Japanese |
| ティーチングノート | あり |