2021年4月24日(土)大阪にて、本学の受講生による授業評価が9年連続No.1の長沢雄次教授にご登壇いただきMBA体験授業を開催しました。参加者の皆さまには、本学で行なっているケースメソッド型授業をご体験いただきました。
ケースから学ぶ「戦略的思考」
本学では全ての授業においてビジネスケースを教材とした「ケースメソッド」を導入しています。ビジネスケースに綴られているのは、実在する企業が日々直面している経営課題です。経営者の視点に立って、ビジネスケースを読み解き、議論を繰り返します。多種多様な事例を元に経営意思決定を擬似体験することで実践的なマネジメント力を高めます。さらに、2019年から日本ケースセンターを運営しており、学内でもケースの翻訳・開発を行っているため、大手企業や外資系企業のみならず中小企業までも網羅した幅広い教材から実例を学ぶことができます。
今回の体験授業では、ベンチャー企業のケースを扱いました。ケースでは企業が直面した問題点が主人公の視点で描かれています。長沢雄次教授は「当面の問題」だけでなく「どう対処するべきか」を念頭においてケースを読んでいくようにと参加者に一言添えました。このケースに登場する主人公は、社長から株式の店頭公開に向けた準備を任せられます。しかし、社長の意向と企業の現状には乖離があり、なかなか思い通りに進みません。板挟み状態となった主人公の立場が淡々と書かれているケースを参加者の皆さまは静かに読み進めました。その後、ディスカッションの時間が始まると一斉に手が上がり、背景が異なるがゆえの様々な視点からの意見が場を盛り上げ、長沢雄次教授のファシリテートのもと活発な議論が交わされました。1時間近く続いた熱い議論が終わってもその熱気は収まらず、体験授業後も参加者の方同士で意見交換を行う様子は印象的でした。
また、参加者の方々からは「体験授業を受けて具体的なイメージができた。」「他の受講生のやる気が伝わってきて刺激になった。」「実際の授業の方が集中できるためオンライン授業よりも良いと思った。」とご感想をいただき、MBAを学びたいという意欲がより高まられたご様子でした。
次回のケースメソッド体験授業付きMBA説明会
次回の大阪開催のMBA説明会では、受講生からの授業評価が高い教員に贈られる「Teaching Award」を受賞された角谷直樹先生によるケースメソッド模擬授業をご体験いただける他、実際のEMBAプログラムの授業もご見学いただけます。MBA取得や中小企業診断士を目指す方はぜひお越しください。
・日時:5月15日(土)13:00〜15:00
・会場:グランフロント大阪
・概要:体験授業、授業見学、プログラム紹介など
本説明会にご参加いただいた方へ、本学人気教授による書籍「ケースメソッドMBA実況中継」を抽選で4名の方へプレゼントいたします。