北原康富教授があいち産業振興機構で起業家向けセミナーを行いました
発想力を磨くBusiness Innovation Program (BIP)のプログラムコーディネーターを務める北原康富教授は、3年ほど前から公益財団法人あいち産業振興機構「あいち創業道場」での起業家向けセミナーに携わっています。
今回は初の試みとして、本学BIP在学生と起業家との共同ワークショップを開催しました!
あいち創業道場とは...
公益財団法人あいち産業振興機構が、愛知県内で創業・起業を目指す方を対象に開催しているセミナーです。
様々な分野の専門家による講座やグループディスカッションを通じて、実践的能力を養います。
ビジネスプラン(事業計画書)作成を目的としています。
テーマは「イノベーションとビジネスプラン」。起業家15名、在学生11名が集まりました。
前半は、北原康富教授による講義です。
iPhoneやwalkmanなど身近な事例を用いながら、イノベーションとは何かを学修しました。
後半が、起業家の皆さんと在学生とのワークショップです。
起業家2名と在学生3名でグループをつくり、起業家の方のビジネス案を「アサンプション・スマッシング」でイノベーションしていきました。
アサンプション・スマッシングとは...
常識を疑う思考法です。
前提を破壊することで、思考の枠組みを広げたい場合に適しています。
演習として挑戦したのは、ある起業家の方が取り組もうとしている「ランニング教室」。
前提条件であり、根幹である「走る」を外してしまったら、どんな事業ができるでしょうか?
一見難しく感じられますが、参加者からはたくさんの意見が出ました。
ここで一例を紹介したいところですが、この起業家の方は「皆さんからいただいた案はとても面白いので、熟考してぜひビジネスに反映したい!」ということでしたので、残念ながら秘密です。
その後2時間半行われたワークショップでも、「結婚相談所」が「会員を紹介」しなかったら、どんな事業ができるか?、など、グループごとに起業家の方の温めているビジネスプランを取り上げていきました。
起業家の皆さんは
・一人ではなかなか柔軟な発想ができないが、ワークショップで意見交換することで視野が広がった
・NUCBの皆さんがリーダーシップを発揮し、意見を引き出してくれたので発言しやすかった
・今回皆さんからいただいた意見を取り入れたい
在校生は
・起業家の皆さんの熱意に驚いた
・実際に事業計画を練る難しさを痛感した
といった反応で、皆さん満足そうでした!