《リーダー育成》Advanced Management Program竹内伸一教授

2019/01/27 Sun #MBA #リーダーシップ #リーダー育成

東京ではリーダー育成プログラム《Advanced Management Program》が開講されました。今回はその最初のモジュールである竹内伸一教授による「経営再考モジュール」をご紹介いたします。

Advanced Management Program

Advanced Management Programは、組織の最高経営責任を担おうとする方、すでにその職にある人々が受講されるよう企画されています。2日間×3モジュールの講義で構成され、講義はそれぞれの分野で日本最高レベルの教授が担当します。このプログラムの狙いは、３つのモジュールすべてにおいて、受講生が次の２つの意識を持てるようにすることです。持続的成長に向ける意思表示である「経営理念」、その活動の正当性となる「企業倫理」を意識しながら、組織全体を先導する意識と姿勢を高めることを目的としたプログラムとなります。

経営再考モジュール

この授業では、戦略や技法を学ぶことに留まらず、経営者の経営観にも強く焦点を当てます。どれほど多くの経営者が経営に対する自らの価値観を問い直し、改めつつその職にあるのか。仕事にまい進してきたという自負がある人ほど、こうした問い直しや内省がおろそかになっているかもしれないという観点から本モジュールでは参加者に問いかけ、マネジメントの「当たり前」を疑い、全員で考え直す機会を得ます。

経営者として雇用の仕組みを考える

今年初めてとなる本プログラムの初日では、大手広告代理店経営者の立場から雇用の問題に触れていきます。従業員がより働きやすい環境とはどのような環境か、またダイバーシティーマネジメントによる組織作りはどのようにすればよいか、といった観点からディスカッションが行われます。受講生からは、雇用者の能力を高めるためには、企業の文化、制度、経営者自身の信念などを背景に組織作りをすることが必要であると意見が投じられていました。また「リーダーとして型にはまるのではなく、枠を超えた考えをすることも経営者の判断として必要ではないか？」との先生からの問いかけに多くの受講生が頷いている姿が印象的でした。講義は各グループに分かれたディスカッションが行われ、受講生の実体験を踏まえた発言など活発な議論が繰り返されていました。