《マーケティングエッセンス》講義紹介

2016/02/07 Sun #MBA基礎 #MBA単科 #東京

長沢雄次先生によるMBA単科講義《マーケティングエッセンス》が週末2日間、東京で行われました。
本講義では、実際の企業のケースを通して、初学者にも分かりやすい方法でマーケティングの基礎を学びます。

マーケティングとはいかなるものなのか

一言に《マーケティング》といっても、様々な定義があります。本講義では《消費者の求める商品・サービスを開発・販売する為に、顧客視点を軸にした企業活動を展開する》と一応定義した上で、マーケティングにあまり関わったことのない人でも、その本質に触れることができるような授業を行っています。

講義では古典的な名作としてHBS《ハーバード・ビジネススクール》のケースを主に用います。数をこなすのではなく、スターバックス・スズキ・サンキストなどを題材にした良質なケースをじっくりと読み解くことで、普遍的に通用するマーケティングの極意を学びます。とはいえ、読解はあくまでも授業の前提であり、講義内では学生同士のディスカッションの中から、自分の気づかなかった新しい視点を見つけることが目的となります。

見学した時間には、ネスレ冷蔵食品のケースを扱っていました。自社の商品を売り出す際に何に着目すれば良いのか、マーケティングの強みが最も生かされるのはこの部分にあるといえます。講義内では、SWOT、STP、4Pなどの代表的なフレームワークを用いながら、自社の商品のメリットやデメリットをビジュアルに考えていきます。

【長沢雄次教授のプロフィール】

東京大学工学部卒業後、日商岩井株式会社入社。情報通信システム開発プロジェクトに従事。米国ハーバード大学経営大学院修士課程修了（MBA）。後、本社経営企画部にて全社経営戦略策定業務に従事、更に通信事業部ニューメディア課長として情報通信＆マルチメディア分野の営業第一線で活躍。i ニフティ株式会社にてインターネットビジネスの戦略的展開に従事した後、ソフトバンク株式会社入社。ジオシティーズ株式会社COO、カーポイント株式会社副社長として、インターネット事業立ち上げを指揮。その後プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社ダイレクターとして情報通信・メディア・エンタテイメント企業の経営コンサルティング従事。サンケイリビング新聞の資本参加を得て女性市場向けのマーケティングサービスを提供する株式会社ライブリッジを起業。その後ITベンチャー株式会社テック・インデックス社長としてベンチャー最前線で活躍し、現在本学教授。直近３年連続でアウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞中。

MBA Essentialsとは

MBA Essentialsは、ビジネススクールによるMBAの基礎知識・スキルを1科目から学ぶことができる単科のプログラムです。ビジネスパーソンに不可欠な多彩な科目群から、ご自身が抱える問題意識や必要性に応じて自由に科目をカスタマイズしていただけます。
多忙な方でも通っていただける、1科目「週末2日間完結型」。実務に直結したビジネススクールの学びをまずは1科目、気軽に体験してください。