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ヘルスケア産業に特化した《Healthcare MBA》を開講しました

#ビジネススクール #MBA #医療製薬

名古屋商科大学ビジネススクールでは、日本では初めてヘルスケア業界にフォーカスしたHealthcare MBA講義を開講しました。近年、日本におけるヘルスケア産業の経済規模はますます大きくなっており、今後の成長産業のひとつと位置づけられ、国をあげて取り組んでいます。かねてより本学にもヘルスケア産業に携わる社会人学生が多く在籍しており、拡大するヘルスケア産業にどのように向き合うかを学ぶ機会を提供しました。


講義『Management in Regulated Environment(法規制の中での経営)』


2017年9月2日、3日の2日間、名古屋丸の内キャンパスで長沢雄次教授による講義「法規制の中での経営」が開講されました。講義では多くの制約を受ける製薬・医療業界が、その制約の中で最善の経営判断をするためにはどうしたら良いかについて実在する病院における様々なケースを例にあげ、学びを深めました。

  • 経営の制約事項を的確に把握するためには?
  • 政治や法規制に代表される制約事項は刻々と変化していき、その変化に柔軟に対応する大切さ
  • 的確な戦略・最適な経営システムを構築するロジック
  • 製薬・医療業界を中心としつつも、幅広い業界で適用できる経営能力を啓発

講義『Ethics & Governance in Healthcare (サステナビリティと事業価値)』


2017年9月9日、10日の2日間、大阪うめきたキャンパスで小河光生教授による「サステナビリティと事業価値」講義が開講されました。講義では「サステナビリティ=持続可能な経営」をテーマに、組織とステークホルダーが良好な関係を作り中長期的に事業価値を向上させることを中心に講義が展開されました。


  • 組織における良質のガバナンス構造の作り方とは?また、ガバナンスが事業価値にどのように関係するか
  • 組織は事業を通じて社会課題解決をし、ステークホルダーからの期待に応えるための方法
  • サステナビリティの実践手法として、マテリアリティとステークホルダーとの対話を学ぶ
  • サステナビリティの良循環構造、人材獲得と従業員の働きがいについて

本学オリジナルの教材

名古屋商科大学ビジネススクールの講義は、実在の企業の事例をディスカッションするケーススタディを採用しています。今回のHealthcare MBAでは、病院経営や製薬メーカーの国際化やM&Aの事例などが教材として使用されました。この教材にはHarverd Business Schoolが出版したものや、本学のMBA修了生が在学時に書いたビジネスケース(修士論文に相当)を用いています。本学修了生が書いたビジネスケースには、自身が企業で働く中で見聞きした経験に基づいたリアルな内情が綴られており、講義ではその日本特有の状況下での経営判断についてのディスカッションが活発に展開されました。

ヘルスケア産業に携わる約150名が参加

Healthcare MBAはその業界に携わる方からの関心が高く、製薬・医療機器メーカー、医師・看護師、医療コンサルタント等に従事する方が多数参加されていました。それにより、ひとつの局面を違う立場から見ることで多角的な分析ができ、深層までディスカッションが発展します。それ以外にも、自動車産業、インフラ産業などヘルスケア産業以外に従事する方も多く参加されていましたが、どの産業においても「人」を対象にすることには変わりなく、ヘルスケアと自産業をどのように絡めていくかという視点を持つことは今後必ず必要になるというコメントも受講者より寄せられました。

2018年2月にもHealthcareMBAを開講

●2018年2月17日、18日 名古屋丸の内キャンパス
Management decision making in Healthcare Business(ヘルスケアビジネスにおける経営意思決定)/北原康富教授

●2018年2月24日、25日 大阪うめきたキャンパス
Entrepreneurship in Healthcare(ヘルスケア事業と起業戦略)/芳賀裕子教授

本授業はHealthcare MBA Trackの一つに位置付けられていますが、ヘルスケアだけでなく、どの業界においてもクリティカルな問題であり、どの受講者でも有効な学修となるコースになっていますので、広く多くの方に受講して頂けます。